海外に出てからの数年間、私はずっと、
「ここではないどこか」
を探していた気がします。
次の国に行けばもっと自由になれるかもしれない。
環境を変えれば、もっと自分らしく生きられるかもしれない。
新しい場所に行くたびにワクワクしたし、実際、海外に出たからこそ見えた世界もたくさんありました。
でも何度か場所を変えて、最後に気づいたことがあります。
どこへ行っても、自分だけは一緒についてくる。
空港で荷物は置いていけても、自分自身は置いていけません。笑
環境を変えれば、人生も変わると思っていた
私は環境を変えることが好きです。
新しい国。
新しい人。
新しい文化。
知らない世界を見ると、「こんな生き方もあるんだ」と一気に視野が広がる。
実際、海外に出たことは私の人生を大きく変えました。
だから、環境を変えることに意味がないとは全く思いません。
むしろ時には、今いる場所から出ることでしか見えないものもある。
でも、新しい環境には一つ特徴があります。
最初は全部新鮮なのに、そのうち普通になる。
憧れていた場所に住んでも、そこが日常になる。
そして日常になると、また自分の中にある問題が見えてくる。
「あれ?」
「場所を変えたのに、なんかまた同じこと考えてる。」
そんな瞬間が何度もありました。
どこに行っても、自分との付き合いは続く
国を変えても、
自信がない自分。
他人の目を気にする自分。
挑戦するのが怖い自分。
自分をジャッジする癖。
そういうものまで飛行機が勝手にロストバゲージしてくれるわけではありません。
そこはなぜか、毎回ちゃんと到着する。笑
だから途中から、
「次はどこへ行けばいいんだろう?」
ではなく、
「どこにいても、私はどんな自分でいたいんだろう?」
と考えるようになりました。
自分を変えるのは、場所ではなく選択
もちろん環境は大事です。
人は、自分がいる場所から大きな影響を受けます。
だから自分が苦しくなる環境から離れることも大切だし、自分が成長できる場所を選ぶことも大切。
でも環境が全部やってくれるわけではありません。
新しい国に住んだから、自動的に勇敢になれるわけじゃない。
自由な街に住んだから、自動的に自由に生きられるわけじゃない。
結局そこで、
何を選ぶか。
誰と過ごすか。
どんな行動をするか。
自分をどう扱うか。
それを決めるのは自分です。
ちょっと厳しく聞こえるかもしれないけど、私はこれに気づいて逆に楽になりました。
だって、
環境が私を変えてくれるのを待たなくていいから。
自分から選べる。
「どこに住むか」より「どんな自分でいるか」
海外に出たことで、私の選択肢は確実に増えました。
日本にいた頃には知らなかった働き方も、生き方も、価値観も知りました。
でも最終的に、自分の人生の満足度を決めるのは、
国の名前ではありませんでした。
東京だから。
ドバイだから。
ヨーロッパだから。
海外だから。
それだけで幸せになれるわけではない。
同じ場所にいても、
挑戦する自分でいることもできる。
誰かの目を気にして小さく生きることもできる。
場所よりも大きかったのは、
そこで私はどんな自分でいるのか。
ということでした。
世界を変える前に、自分の在り方を選ぶ
だからといって、私はもう旅をしないわけではありません。
むしろこれからも、たくさんの場所に行きたい。
新しい文化を知りたい。
住んだことのない場所にも行ってみたい。
だって経験するの、めちゃくちゃ好きだから。笑
でも以前とは少し理由が違います。
「ここではないどこかに行けば、もっと幸せになれる」
ではなく、
「今の自分で、もっといろんな世界を見てみたい」
と思うようになりました。
環境を変えることは、自分の可能性を広げてくれる。
でも、自分の人生を生きるのは結局自分。
今の私にとって大切なのは、
どこにいるかより、
どんな自分でいるか。
ずっと「ここではないどこか」を探していた私が、何ヶ国も移動した先で見つけた答えは、
意外と自分の中にありました。