昔の私にとって身体づくりは、かなりシンプルでした。
痩せる=成功。太る=失敗。
今思うと、判定基準が雑すぎる。笑
でもトレーナーとして身体を見続け、自分自身もトレーニングを続けてきた今は、「痩せる」という言葉よりも「整える」という感覚の方がずっとしっくりきています。
細くなれば、全部解決するわけじゃない
「脚を細くしたい」
「お腹を薄くしたい」
「体重を落としたい」
そう思うこと自体は全然悪くありません。
私だって、自分の身体に「こうなったらもっと好きだな」という部分は普通にあります。
ただ、身体ってそんなに単純じゃない。
例えばウエスト。
ただ体重を落とせば、必ず綺麗なくびれができるわけではありません。
姿勢や呼吸、肋骨の位置、骨盤、筋肉の使い方。
いろんなものが関わっています。
脚だって同じ。
「太いから痩せなきゃ」と思っていたけど、実は立ち方や使い方が変わるだけで見え方が変わることもある。
身体って、思っている以上にチームプレーなんです。
一人だけ頑張らせてもダメ。笑
私にとっての「整える」
私が考える身体を整えるというのは、
体重を減らすことだけではありません。
ちゃんと食べる。
ちゃんと眠る。
必要な筋肉を使う。
硬くなっているところを緩める。
姿勢や呼吸を整える。
そして、自分の身体の感覚をちゃんと見る。
全部含めて身体づくりです。
「昨日より体重が500g増えた」
より、
「今日は身体が軽い」
「姿勢が綺麗に取れる」
「ちゃんとお腹が使える」
「昨日より気持ちよく動ける」
そんな感覚を拾える方が、私は大事だと思っています。
身体は罰を与える場所じゃない
昔は食べすぎたら、
「明日は減らさなきゃ」
と思っていました。
トレーニングも、食べたものを帳消しにするためにやる感覚があった。
でも今は違います。
トレーニングは身体への罰じゃない。
食事も敵じゃない。
どちらも、自分の身体を整えるためのものです。
たくさん食べる日があってもいい。
旅行もする。
好きなものも食べる。
その中でまた日常に戻ってくればいい。
身体づくりって、毎日100点を取るゲームじゃないんです。
そんなゲームだったら私はたぶん途中で退会してます。笑
「今の身体」を見ながら進む
SNSには、たくさんの正解があります。
この食事がいい。
この運動がいい。
これをやれば痩せる。
でも、あなたの身体を実際に生きているのはあなたです。
疲れているのか。
ちゃんと眠れているのか。
楽しく続けられているのか。
今どんな身体になりたいのか。
そこを置いてきぼりにして、誰かの正解だけ追いかけても苦しくなります。
私は、身体づくりはもっと自分との対話でいいと思っています。
痩せることより、心地よく生きられる身体へ
もちろん、脂肪を落とすことが必要な時期もあるし、体重を目安として使うこともあります。
でも、その数字だけで身体づくりの成功を決めなくていい。
ちゃんと食べて。
動いて。
休んで。
自分の身体を観察する。
その積み重ねで身体は少しずつ変わっていきます。
私が目指しているのは、
ただ小さくなる身体ではなく、自分が心地よく生きられる身体。
だから私は「痩せる」より、
「整える」身体づくりを大切にしています。